自宅のMacでVPNサーバーも起動して、iPhoneからSSHで接続ができるところまできました。
いよいよ最後(?)。ダイナミックDNSの設定です。
プロバイダはJCOMを使用していて、Macをインターネットに接続する際、プロバイダからIPアドレスが割り当てられますが、常に同じIPアドレスが割り当てられるとは限りません。まぁ、朝の出勤時に割り当てられているIPアドレスを控えていけば、その日一日くらいは変化がないかもしれなけれど、いざという時に変わってしまっていては、どこに接続してよいやらわからなくなってしまいます。
それを解消するのが、「ダイナミックDNS」です!
前回の記事では、VPN接続ができることを確認するために、現在割り当てられているIPアドレスを直に設定して接続を確認しましたが、ダイナミックDNSを利用すると、専用のドメイン名が振り出されて、そのドメイン名に、変化するIPアドレスが、定期的にチェックされて紐付けられることになります。
たとえば、このブログの「kazscape.com」みたいなドメイン名が振り出されて、接続するときはkazscape.comに対して接続をすれば、そのドメインに紐付いているIPアドレスは裏で定期的に変化させてくれているようなイメージです。
さて、このダイナミックDNSですが、利用するのは「no-ip」というサービスです。
サービスプランには、「Free DNS」と「Enhanced DNS」があります。
「Free DNS」はドメインがひとつ選択できて、ホスト名は3つまで。30日ごとにアカウント利用の確認が入るようです。一方、「Enhanced DNS」の方は、80以上のドメインが選択できて、ホスト名も25個まで。30日ごとの確認もありません。
個人の勉強環境だけのためのものですから、「Free DNS」で充分です。
アカウントの作成は簡単で、アカウント名とメールアドレス、パスワードを登録して、使用するドメイン名を決めるだけです。
アカウントができたら、次は、Mac側から「今、このIPアドレスを使っていますよ!」を知らせるソフトをインストールします。
「no-ip」のサイトから、Mac版のソフトをダウンロードします。ちなみにWindows版もあります。
ダウンロードしたら、「Application」フォルダにインストールをして、
ソフトを起動。登録したアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。
すると、利用登録をしたホスト名が表示されるはずなので、チェックを入れます。
そして、IPアドレスのチェック間隔を1時間に1回で設定します。
設定が終わると、現在設定されているIPアドレスが表示されて、次回のチェック時間も表示されます。
これで、ホスト名さえ覚えておけば、変化するIPアドレスを気にする必要がなくなりました。
さて、これでVPN接続の際に、IPアドレスを直書きするのではなく、ホスト名を設定することでIPアドレスを見つけてくれるようになりましたので、iPhoneの設定を変更します。
前回IPアドレスを書いたVPN接続の設定を、
ホスト名に書きかえます。(一応、Macと紐付いている情報なので、セキュリティ上、ぼかさせていただきます。。)
ついでに「説明」の部分もわかりやすいように、「no-ip」と変更しておきました。
さて、ここまで来て、ようやくVPNとSSHで外出先での勉強環境の構築ができたと思いました。
が、新たな難題にぶち当たりました!
それは、スリープモードです。
Macは使っていないと省電力のために、スリープモードに入ります。このスリープモードに入ると、接続ができなくなってしまうんです!! うぅっ。。。
ということで、次回は、「スリープモード回避編」を書こうと思います。
では。
ダイナミックDNS・・・
ReplyDeleteなんか聞いた事ある響きだなと思ったら、
自分も8年前に下の子が生まれたとき、
仕事中もベビーベッドを常時見れるように、
ライブカメラを設置した時に使った(気がします)。
ポートに穴空けたり、いろいろ苦労した記憶が。
当時はISDNだったし、カクカクでしたねw