Saturday, December 7, 2013

VPNとSSHで外出先での勉強環境の構築(スリープモード回避編)

ここまで、「VPNサーバー起動編」、「iPhoneからのSSH接続編」、「ダイナミックDNS編」と書いてきましたが、この「スリープモード回避編」は正直、簡単なことだと思っていました。

そもそも、Macを使っていない時は一定時間で省電力のためにスリープモードに入ることは知っていましたし、それを回避するための「Wake On Lan(通称WOL)」という技術もあり、かつ、iPhoneのWOL用アプリも雑多にあるので、課題は小さいと考え、一番最後の作業にしていました。

しかし!これが一番の難題でした!!

まずは、Macがスリープモードに入っても、通信が発生したら復帰するように、「システム環境設定」の「省エネルギー」にある「ネットワークアクセスによるスリープ解除」の設定をONにしておきます。

2013-11-30 21.37 のイメージ

最初はこれだけで、スリープモードから復帰すると思っていましたが、甘くはなかった。。
iPhoneからVPN接続をしても、全く反応をしません。。

やっぱりWOLで、寝た子を起こさないといけないかと思い、iPhoneのWOL用のアプリをいくつか試してみました。
試したソフトは、

2013-11-30 22.13 のイメージ

RemoteBoot WOL
起きてくれません。

2013-11-30 22.13 のイメージ (1)

WakeUp - The Wake on LAN (WOL) tool
これも起きてくれません。このアプリい至っては、100円払いました。。

Mac側にソフトが入っていないとダメなのかなと思い試したのが、

2013-11-30 22.13 のイメージ (2)

Depicus Wake On Lan
これも起きてくれません。。。うーーーん。。。

いろいろ調べて見ると、スリープモードに入ってしまうと、ネットワークの機能が切れてしまい、無線LANでの接続では、スリープモードから復帰させる「マジックパケット」という通信が送れないみたい。ならば、MacをルーターとLANケーブルで接続し、有線の状態にすればよさそうだけれど、それでは、なんか、達成感がない。。。じゃー、スリープさせなければいいじゃんと思いきや、このテーマのために電気代が高くなるのもどうかと。。。

でも、Appleが販売している「AirMac Extreme」で無線LAN環境を構築すれば、「どこでもMyMac」という機能でスリープモードから復帰できるじゃないか!

ここまできて八方ふさがりか。。。VPNとSSHで外出先での勉強環境の構築を考えて、無線LANルータを2,345円で新調したのに、やっぱり、Apple製品でなくてはだめで、「AirMac Extreme」を19,800円かけて買いなおさなければだめなのか。。。

いやっ!「AirMac Extreme」にできることが、他のルータでできないはずはない!!Mac側の制御でなにかをすれば、接続ができるはず!!

諦めが悪いのが私のよいところでもあります。

インターネットで情報を探しました。海外サイトも漁りました。
そうしたところ、「darkwake」なるキーワードを見つけました。
参考元はここのフォーラムの情報です。

「ここまできたら、この「darkwake」なる設定を試してみて、それでもダメなら素直に「AirMac Extreme」を買おう。」

そう決めて、設定を入れてみました。

設定を変更するファイルは以下のもの。
/Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plist

<設定前>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Kernel Flags</key>
<string></string>
</dict>
</plist>
<設定後>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Kernel Flags</key>
<string>darkwake=0</string>
</dict>
</plist> 

これでMacを再起動します。

この設定で、わざとスリープモードにしてみて、iPhoneからVPN接続をしてみました。

つながる!つながるぞ!!
液晶画面は消えたままでつながってます!!!

これで追加の出費をしなくてもよさそうです。
でも、ちょっと、「darkwake」って何者なのか、もうちょっと調べてみる必要があるかな。

これで、 VPNとSSHで外出先での勉強環境の構築ができたようです。
よかったよかった。
で、勉強はどこいった??

〜おしまい〜

Wednesday, December 4, 2013

Vision V3+ Dual Coil Clearomizer

徐々に電子タバコのパーツも増やし始めています。

 

eGo-CCから電子タバコの世界に入り、リキッドも増やし、気分で、「今日はこの味でいこう!」ってなったときに、今入っているリキッドを吸いきってから、洗浄して、違う味のリキッドを入れ替えようってなると、「これ吸いきるのは明日くらいかな。。」ってなってしまうのは、なんともつまらない。いろんな味を思い立った時に取り替えたい。。

そう考えると、カートマイザーがいくつかあった方がいい。

 

ということで、カートマイザーを追加購入しました。

 

「Vision V3+ Dual Coil Clearomizer 」

 

IMG_0332

 

購入先は日本の「Nexmoke」さんから購入しました。 

日本で買えるので、とても早く納品していただき、とても安心。

 

IMG_0333

 

一緒にドリップチップも買いました。

付属のドリップチップを外して、

IMG_0336

 

追加で買ったドリップチップをつけてみるとこんな感じになります。こちらがクリア。

 

IMG_0338

 

こちらがグレー

 

IMG_0339

 

デュアルコイルで「モクモク」になるのだそうです。

 

バッテリーはeGo-CCのバッテリーに接続できるものなので、新たにバッテリーを購入する必要はありません。

 

これで、先日購入したリキッドの「STRAWBERRY ICE」と「ICE ICE」と「VANILLA COFFEE」をそれぞれのカートマイザーに詰めて、とっかえひっかえすることができるようになりました。

 

さて、もうすでに次にほしいものの触手が伸びています。

 

それは、また次回に。

VPNとSSHで外出先での勉強環境の構築(ダイナミックDNS編)

自宅のMacでVPNサーバーも起動して、iPhoneからSSHで接続ができるところまできました。
いよいよ最後(?)。ダイナミックDNSの設定です。

プロバイダはJCOMを使用していて、Macをインターネットに接続する際、プロバイダからIPアドレスが割り当てられますが、常に同じIPアドレスが割り当てられるとは限りません。まぁ、朝の出勤時に割り当てられているIPアドレスを控えていけば、その日一日くらいは変化がないかもしれなけれど、いざという時に変わってしまっていては、どこに接続してよいやらわからなくなってしまいます。

それを解消するのが、「ダイナミックDNS」です!

前回の記事では、VPN接続ができることを確認するために、現在割り当てられているIPアドレスを直に設定して接続を確認しましたが、ダイナミックDNSを利用すると、専用のドメイン名が振り出されて、そのドメイン名に、変化するIPアドレスが、定期的にチェックされて紐付けられることになります。

たとえば、このブログの「kazscape.com」みたいなドメイン名が振り出されて、接続するときはkazscape.comに対して接続をすれば、そのドメインに紐付いているIPアドレスは裏で定期的に変化させてくれているようなイメージです。

さて、このダイナミックDNSですが、利用するのは「no-ip」というサービスです。

2013-11-30 20.19 のイメージ

サービスプランには、「Free DNS」と「Enhanced DNS」があります。
「Free DNS」はドメインがひとつ選択できて、ホスト名は3つまで。30日ごとにアカウント利用の確認が入るようです。一方、「Enhanced DNS」の方は、80以上のドメインが選択できて、ホスト名も25個まで。30日ごとの確認もありません。
個人の勉強環境だけのためのものですから、「Free DNS」で充分です。

2013-11-30 20.25 のイメージ

アカウントの作成は簡単で、アカウント名とメールアドレス、パスワードを登録して、使用するドメイン名を決めるだけです。

2013-11-30 20.29 のイメージ

アカウントができたら、次は、Mac側から「今、このIPアドレスを使っていますよ!」を知らせるソフトをインストールします。
no-ip」のサイトから、Mac版のソフトをダウンロードします。ちなみにWindows版もあります。

2013-11-30 20.30 のイメージ

ダウンロードしたら、「Application」フォルダにインストールをして、

2013-11-30 20.32 のイメージ

ソフトを起動。登録したアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。

2013-11-30 20.33 のイメージ

すると、利用登録をしたホスト名が表示されるはずなので、チェックを入れます。

2013-11-30 20.36 のイメージ

そして、IPアドレスのチェック間隔を1時間に1回で設定します。

2013-11-30 20.38 のイメージ

設定が終わると、現在設定されているIPアドレスが表示されて、次回のチェック時間も表示されます。

2013-11-30 20.39 のイメージ

これで、ホスト名さえ覚えておけば、変化するIPアドレスを気にする必要がなくなりました。

さて、これでVPN接続の際に、IPアドレスを直書きするのではなく、ホスト名を設定することでIPアドレスを見つけてくれるようになりましたので、iPhoneの設定を変更します。
前回IPアドレスを書いたVPN接続の設定を、

IMG_3114

ホスト名に書きかえます。(一応、Macと紐付いている情報なので、セキュリティ上、ぼかさせていただきます。。)

IMG_3115

ついでに「説明」の部分もわかりやすいように、「no-ip」と変更しておきました。

さて、ここまで来て、ようやくVPNとSSHで外出先での勉強環境の構築ができたと思いました。

が、新たな難題にぶち当たりました!

それは、スリープモードです。

Macは使っていないと省電力のために、スリープモードに入ります。このスリープモードに入ると、接続ができなくなってしまうんです!! うぅっ。。。 

ということで、次回は、「スリープモード回避編」を書こうと思います。

では。


Sunday, December 1, 2013

VPNとSSHで外出先での勉強環境の構築(iPhoneからのSSH接続編)

さて、前回はVPNサーバーの起動までやりましたので、さっそく、iPhoneからVPNサーバが稼働しているMacにSSH接続でアクセスができるかどうかやってみます。