インターネット上にある情報を効率よく収集し、生活に活かそうと、スクレイピングの勉強を始めています。
手にした本がこちら。
Spidering hacks―ウェブ情報ラクラク取得テクニック101選
「スクレイピング」という呼び方の方が馴染みがありますが、こちらの本では「スパイダリング」と呼んでいます。
内容は、Perlを用いたスクレイピングのあれやこれやなんですが、そもそも、ベースとなるPerlについて、よく理解していない。
ということで、スクレイピングよりも先に、まずはPerlを勉強しなければということで、今度はこちらを手に取りました。
初めてのPerl 第6版
ただ読んだだけでは全然頭に入ってこないため、実際にコードを書いて、動かしてみる環境が必要で、私が使っているMacにはもともとPerlが入っていますので、実際に手を動かしながら読み進めています。
そうすると、さらにいつもの悪い癖で欲が出まして、「外出先の空き時間にも勉強がしたい」となるわけです。
「通勤電車で本を読み、気になったところを昼休みの喫茶店でコードを書いてみる」と、こんな感じにしたいわけです。
さぁ!環境作りです!!(勉強始める前に、部屋の掃除を先に始めてしまうタイプです。。)
まずは、外出先から自分のMacにアクセスできるよう、VPN接続の環境を構築します。
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、パブリックなインターネットを使いながらも、あたかも直接接続されたプライベートなネットワークのようにする技術です。
まず最初にやることは、自宅で使用しているルーターにVPNの通信を許容してもらう、VPNパススルーとポートフォワーディングの設定です。
VPNパススルーとは、プロバイダから割り当てられたグローバルIPアドレスとMacに割り当てられたプライベートIPアドレスの間で、VPN通信のためのパケットを通してくれる機能。またポートフォワーディングとは、読んで字のごとく、グローバルIPアドレスの特定のポートに届いた通信をプライベートIPアドレスの特定のポートに渡してくれる機能です。
私が使っていたルータは、iPhoneを購入した際にSoftbankから無償でいただいたFonの無線LANルータだったのですが、ネットでいろいろ調べると、どうも、VPNパススルーの機能がないようで、改造したりすればできるようだけれど、最近では、無線LANルータも安価になってきたので、新規でこちらを購入しました。
I-O DATA 強力ハイパワーアンテナ内蔵 簡単設定「QRコード」対応 IEEE802.11n準拠 300Mbps(規格値) 無線LANルーター【WiiU 動作確認済】 WN-G300R
このルータはVPNパススルーにもポートフォワーディングにも対応しています。
ルータを接続して、設定用のアドレス「192.168.0.1」にアクセスして、それぞれ設定していきます。まずは、VPNパススルー。
「セキュリティ」のページから設定できます。通信方式が2つあり、PPTPとIPSecがあります。最初はPPTPで接続してみようと思いますが、後々、IPSecにもチャレンジするつもりなので、どちらも有効にしておきます。
続いて、ポートフォワーディング。
「詳細設定」のページから設定できます。PPTPの通信方式では、ポート番号「1723」の「TCP」プロトコルを設定します。L2TPの通信方式にはポート番号「500」、「1701」、「4500」をそれぞれ「UDP」プロトコルで設定します。設定名は何でもよいのですが、こちらのサイトに書かれていた名称を使い、設定しました。IPアドレスは通信を受ける側のMacに割り当てられているプライベートIPアドレスを設定します。
ここまでの設定ができたら、今度は、自宅にあるMacをVPNサーバーにする作業をします。今回、MacをVPNサーバーにするために、「iVPN」というソフトを使います。
料金は、9,99ユーロ。およそ1,400円弱くらいでしょうか。
設定ですが、通信方式(プロトコル)はPPTPとL2TPのうち、ひとまずPPTPを選択して、IP Address Rangeには、Macに割り当てられているIPアドレスと同じセグメントのIPアドレスのうち、使用されていないアドレスあたりを設定します。私の場合、Macに割り当てられているIPアドレスが「192.168.0.2」でしたので、同じ「192.168.0.」のセグメントで、100くらいからなら使われることもないでしょうから、fromに「192,168.0,100」、toに「192.168.0.105」を設定しました。100〜105の計6つのアドレスをローテーションで使えば充分でしょう。
Basic DNSには、デフォルトでフリーのDNSサービス「Open DNS」のアドレスが設定されているので、そのままにしておきます。
そして肝心のアカウントです。「Edit Accounts」から設定します。
UserとPasswordには、Macに登録しているアカウントとパスワードを設定して、Done。
ここまで設定できたら、画面上部にある「ON」ボタンを押して、Server Statusが「Started」になればOK。MacがVPNサーバーとして活動を開始したはずです。
今回はここまで。次回は「iPhoneからのSSH接続編」を書きます。
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